1970年代の日本車を紹介するブログです

ホンダ・シビック

投稿日時:2017-06-08 02:57:08

日本車の高い技術を世界に知らしめることになった代表格ともいえる車が『ホンダ・シビック』です。ホンダの中でも看板ともいえるシビックのシリーズは1970年代に生まれました。

1970年代当時、アメリカでは「マスキー法」と呼ばれる大気汚染防止の法案が制定されていました。1970年代、自動車の排気ガスについてかなり厳しい規制が設けられましたが、この『ホンダ・シビック』が搭載していた排気ガス浄化技術CVCC(Compound Vortex Controlled Combustion)により、その規制をクリアすることができる初めての車種となりました。このマスキー法の基準値は当時としては実現不可能と言われていた数値であり、類を見ない画期的技術であったことがうかがわれます。

日本でのシビックシリーズは、8代目の2010年で一度終了しました。しかし、10代目をベースにした最新車種は日本でも販売予定があるとのこと。CVCCの技術はより進歩した技術にとってかわりましたが、現在までシリーズが続く長寿車種になったのは、やはりCVCC技術による歴史的な快挙によるところが大きいでしょう。

初代の『ホンダ・シビック』は単なる旧車としてではなく、科学技術の遺産としても価値のある車と言えます。

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スズキ・アルト(SS30V/40V型)

投稿日時:2015-09-03 07:35:48

スズキの『アルト』という車をご存知でしょうか。今でも、スズキの主力商品の一つとして、最新の車種が販売され続けているので、知らない方のほうが少ないのではないかと思います。

アルトといえば、角のないシャープなデザインで、女性にも人気のある車種ですよね。実はアルトは、1979年に発売された初代の頃から、そのスタンスを変えていないんです。今でこそ、小柄で可愛らしいデザインの車は多いですが、当時として、は時代を先取りした革新的な車だったのです。

そして、もう一つ、アルトのすごいところは、とにかく低価格であったところにあります。現代でこそ、低価格志向の車はたくさんありますが、当時47万円で販売された初代アルトは、まさに革新的な車でした。

こうしたアルトの特徴は、いまでは多くの軽自動車に見ることができると思います。一方、時代の潮流を先駆けした初代アルトは、数十年経った今でも高い人気を誇っています。

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トヨタ・2000GT

投稿日時:2015-05-13 05:11:23

1960年代から1970年代にかけて販売され、一世を風靡した名車に『トヨタ・2000GT』があります。

この『トヨタ・2000GT』は、トヨタとヤマハの共同開発によって生まれた“奇跡の一台”といってもいい代物です。

グラントゥーリズモの名を冠することから分かるように、レースに耐久可能な一般車として作られたのですが、その性能は、当時のスピードトライアルの世界記録を3つも更新した上、GTが不利とされていた第三回日本グランプリにおいても3位という好成績を残すなど、群を抜いたものがありました。

しかも、それでいて、デザインが本当に美しいんです。40年以上も前に制作されたものだというのに、その独特なフォルムはいまだ“未来”を感じさせてくれます。それでいて、内装はクラシックカーらしく、意匠にこだわったものとなっています。

力強さと美しさを兼ね備えた同車は、さながら、芸術の域に達した刀剣のようです。全部で300台あまりしか生産されていないこともあって、現在では非常に希少で、人気のある車種となっています。

車としてのひとつの究極形を体現したのが、この車ではないかと私は思います。

トヨタ・カローラレビン

投稿日時:2014-03-19 14:40:40

トヨタから1600ccクラスの車が発売されました。この頃、どこの車も特徴的な形が多くあった中で、普通と呼びに相応しいフォルムと内装を持ったのが、この「カローラレビン」でした。

この「カローラ」はシリーズ化されているのは、よくご存知のことでしょう。そしてこのカローラレビンは、大衆車のカローラクーペボディーとセリカ/カリーナ1600GT用のDOHC1.6リッターエンジンを移植したのがカローラレビンなのです。

ボディは大衆向けをそのままは使用せず、フェンダーなど装飾を施すことで違った車に仕上げることができてのです。

このカローラレビンは当時の若者には非常に人気があったそうです。当時の年式のカローラレビンは展示館など行かないと見れないくらいマイナーチェンジをしている車でもあります。

この車は、一時期は「86(ハチロク)」などと呼ばれていた時期もありました。漫画などの人に影響を与えるものに登場していたようです。

トヨタ・セリカ1600GT

投稿日時:2014-03-18 20:33:21

トヨタ自動車から、日本初となる「スペシャリティ・カー」としてセリカが発売されました。

スペシャリティ・カーは、大衆車向けをベースに考えて作られた車で「日本としての発売はトヨタが先駆者」となりました。

この他にも、セリカには従来の販売方式では考えられない「フルチョイス・システム」を導入して販売していたのです。いまでこそ当たり前のオプションや装備品の変更なども初めて行ったのでした。トヨタは日本の自動車界としては先駆者的な位置づけがされてきたことがわかったような気がしますね。

このセリカは、通称の呼び名とキャッチコピーとは別々な名前がついていました。キャッチコピーは「未来の国からやってきたセリカ」とかなりカッコいい名前でしたが、セリカがデビューしてからは、フロントのデザインがかなり印象的なデザインで「ダルマ」のように見えることから「ダルマセリカ」とも呼ばれていたようです。

セリカ1600GTは愛好家もさる事ながら、車が好きな人は一度は見る機会があるなら見ておきたい名車の存在かもしれません。

今も、ビンテージカーの中でも代表的な名車だと思えます。

三菱・ギャランGTO

投稿日時:2014-03-15 11:18:45

三菱がスポーティーなハードトップクーペを開発して、発売したのが「ギャランGTO」です。この頃、車の名前に「GTO」と付く車は多くはなかったのです。今でこそGTOなどと聞く機会はあるでしょうけど、当時では珍しい名前でした。「GTO」とつけていいのは、正式に承認されたGTカーだという証明だったのです。

ギャランGTOってGTカーだったのと思う人もいるでしょうね。ビンテージカーと呼ばれている海外の車を考えてみて下さい。モンスターマシンのような車が多いのはGTカー(又はレーシングカー)などレースも視野にいれて設計されていることが多かったのです。

このギャランGTOもデザインなどのフォルムや内装をアメリカの「マッスルカー」をイメージして作られたとされています。

マッスルカーのトレンドを生かして、自分たちの技術を融合させた車が「ギャランGTO」でした。

何にでもキャッチコピーというのはありますが、このギャランGTOは「Hip up coupe(ヒップアップクーペ・ギャランGTO)」とつけられていました。

マツダ・サバンナクーペGT

投稿日時:2014-03-13 18:15:17

マツダの「ロータリーエンジン」を搭載した車でした。当時は、スカイラインGT-Rがレース界での王者でした。この王者を破ったのがこの「サバンナ」だったのです。

この事があった為に、レース用に開発された「サバンナ」を市販化する動きを加速させるのでした。

当然、市販化するには「ロータリーエンジン」の魅力を十二分に発揮できるように検討されたのです。そこで「サバンナGT」には「12A型ロータリーエンジンを採用しました(1146CC 最高出力130ps)」というなかなかのモンスターエンジンですね。

そして、運転席のつくりが車好きにはたまらないつくりをしていました。メーターなどの並び方がレーサー気分にさせてくれるような気がしてしまいます。

その他では、ボディの重量が軽いことや、走り出しの速さなど特記すべきことは多くあります。

海外にも輸出はされ、「RX-3」となって輸出されていました。サバンナクーペGTは、「RX」シリーズの3代目にあたる車だったのです。

マツダのロータリーエンジン開発が生み出した最上級のビンテージカーではないかと思います。

ホンダ・1300クーペ

投稿日時:2014-03-10 13:11:09

この時代の「ホンダ」と聞けば、誰でも二輪(バイク)を想像する時代でした。

ホンダから四輪(クルマ)も発売はされていましたが、あまり有名ではなかったのではないかと思いますね。

車の製造に本格的に着手するために、1300クーペをカー市場に投入することになたのです。ホンダはさすがともいえる技術は多くもっていたことは言うまでもありません。二輪での技術を転用することで四輪を作りだせるという結論だったからです。

この1300の特徴としては、当時では珍しかった空冷をエンジンが採用されていたのです。

F1での技術をそのままいかすことを売りにしていた為、馬力などの面においては十分な性能になっていました。

しかし、そのセールスポイントがあだとなり、エンジンなどのフロント部が非常に重たい構造になってしまう欠点もありました。

この、1300クーペはエンジンなどに金属を多く使用されていたこともあり、多くは解体され現存していないからこそ、希少価値があるビンテージカーではないでしょうか。

日産・フェアレディ240Z

投稿日時:2014-03-09 09:59:24

日産の「Z」と言えば、一時代を築いた名車ですよね。この「Z」は、ヨーロッパのGT車に負けないスペックを持っていて、非常に斬新なスポーツカーして人気を不動のものにしていました。

エンジン性能はもちろんの事ながら、豊富に揃えたグレードも大きな魅力の一つでした。

ボディタイプでのグレードとエンジンタイプでのグレード分けをして、価格帯もヨーロッパの高級GT車と同じ性能を持っている車なのに、その値段は安い設定だったとも言えます。

しかも、MT車が全盛の頃のGT車にAT車を導入するなど、日本のGT車界をリードしていったのではないかと思いますね。

日産が世界に知られていくきっかけともいえる「Z」シリーズは、輸出した先でもとても多く売れていました。

現在も「Z」シリーズは発売されています。現在のシリーズでも昔の「Z]のフィルムの丸みの部分は十分に残されながらも、時代にマッチするように作られています。

日本のビンテージカーでは、日産車の代表的な一台になっていると思います。

日産・スカイラインGT-R S2Oエンジン系

投稿日時:2014-03-06 20:18:47

車には様々なカテゴリのモノがありますが、中でも異彩を放っているのがスポーツカーです。

高速走行を想定し、優れた運動を求めたスポーツカーは、一般的な車と一線を画しています。しかし、その為に愛好家としては、ロマンと魅力を感じてやみません。

日本では現在、スポーツカーはほとんど作られていません。

日本のスポーツカーの黎明期は1960年代で、1980年代には最も盛んに生産されました。畢竟、スポーツカーというのは、そのほとんどが旧車ということになります。

スポーツカーは愛好家に人気のカテゴリーですが、中でも名車と名高いのが「日産 スカイラインGT-R」です。

スカイラインといえば現在まで長い歴史を持つ日産の有名車種ですが、スカイラインGT-Rはその中でもレース用に開発された車種となっています。

その概要は、プリンス自動車工業の主力車種”スカイライン”の車体に、日産の、S20型エンジンを搭載したというものです。

1969年に初代が開発されて以降、2002年開発の最終型まで実に5代にわたって生産開発され、モータースポーツにおいて輝かしい軌跡を残しています。

中でも、初代GT-R(PGC10)は様々なレースで活躍した名車として知られています。

GT-R(PGC10)の特徴としてはその他GT-Rと比べて、運転に必要な装備以外が省かれていることが挙げられます。その運転性能への特化の徹底ぶりが、レースでの活躍の理由と言えます。

そして、その初代の後継機が1973年に開発されるのですが、これは愛好家が喉から手が出るほど欲しい一品です。

スカイラインGT-R(KPGC10)というのですが、第一世代型の幻のシリーズで、全部で197台しか生産されませんでした。

初代と比べてラジオが標準装備されていますが、レース性能が大幅に下がってしまったのが残念。しかし、初代よりも流麗なデザインは、愛好家には堪らない魅力と言えます。

日産・ブルーバード910系1979年式

投稿日時:2014-02-20 02:15:09

今は亡き日産の旧車ブルーバード(現在のシルフィ)という名前に特別な感情を抱く方も少なくないことでしょう。トヨタのコロナの対向車として日産から販売されていたスモールクラスセダンですが、SSSに代表されるようにスポーティなセダンターボも用意するなど、コロナにはない魅力がありました。

それは売上にも現れ、1600 - 2000ccクラスでは27ヶ月連続して登録台数1位を記録するなど、好調な売れ行きでした。人気の秘密は510型を彷彿させる直線基調のスタイリングで、今見ても非常にスタイリッシュな旧車です。

またブルーバードの中でも、910系1979年式ブルーバードは最後のSR車としても貴重な存在です。特にスポーティモデルであるセダンターボSSS-Sは、数々のモータースポーツにも参加し優勝も飾っています。

程度の良い910系のSSSシリーズはまさにビンデージカーと呼ぶにふさわしい一台と言えます。また、ハードトップスタイルも美しく、旧車としての魅力に溢れており、お勧めですよ。

日産・セドリック5代目430系1979年式

投稿日時:2014-02-13 16:02:09

自動車を手に入れたいと考える理由は、人によって異なります。一般的には、日常生活を便利にするための移動手段として購入するので、できるだけ新しい自動車を欲するものです。しかし、中には旧車の愛好家もいます。愛好家は、最新式の自動車にはあまり魅力を感じていないのです。旧車・ビンデージカーの持っている独特の味わい・趣きを高く評価しているのが特徴です。

たとえば、セドリックという車種は、現在でも優れた車種として、人気を集めています。しかし、愛好家が欲しがっているのは、最新式のセドリックではなく、1979年式などの旧車のセドリックなのです。1979年式のセドリックには、現在流通しているものとは全く異なる魅力が備わっています。

旧車は、走行性能の面から見れば、新車に劣っています。しかし、旧車・ビンデージカーのセドリックというのは、生産された時代の背景を映し出しているものとして、多くの愛好家を満足させているのです。

トヨタ・クラウン6代目MS110系1979年式

投稿日時:2014-02-06 16:50

旧車には新車にない魅力があるものです。旧車というとき、それは単に中古車を指す言葉ではありません。旧車の定義がキチンとあるわけではりませんが、平成の車ではなく、やはり昭和の香りが漂う車たちになります。中にはビンデージカーと呼ばれるようなプレミアがついた魅力的な車も少なくありません。

1970年代の旧車で比較的手に入りやすいのは、トヨタ・クラウンなどのハイソカーです。車の作りがしっかりしているので、年式が古くてもまだまだ走ります。

たとえば、1979年式の6代目MS110系は、堂々とした佇まいで、その直線的スタイルは現代の丸みを帯びた流線型のスタイルとは明らかに一線を画すものです。そこに魅力を感じる旧車フアンも多いことでしょう。

エンジンは2000CC及び2800CCのガソリンエンジンと、2200CC及び2400CCのディーゼルエンジンがありましたが、ディーゼルエンジン車は排ガス規制の対象ですので都心部では乗ることができませんので注意しましょう。

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